プラセンタ療法とは

投稿日:2020年9月8日 更新日:

【プラセンタとは】
胎盤(プラセンタ)から抽出されたエキスの有効成分をもとに作られた医療用医薬品を注射や内服などにより治療に用いる療法の総称をプラセンタ療法といいます。
胎盤は母親の体内で胎児と母体を繫ぎ胎児を育てるためにつくられる臓器で、そのために必要な栄養素が胎盤には豊富に含まれています。中でも成長因子と呼ばれている成分は細胞の動きを活発化させ、細胞分裂を促す働きをしてくれます。美容成分としてプラセンタが広く知られていますが他にも様々な症状の改善薬として使用されることもあります。

【プラセンタ療法の主な作用】
① 肝疾患の場合、ウイルスやアルコールで線維化した肝組織を修復します。
② 細胞 1 個1個の組織呼吸や新陳代謝を高め、細胞機能を活性化します。
③ 肝臓などに沈着した脂肪を減少させます。

ー 効果の期待される疾患 ー
内科:気管支喘息、慢性閉塞性疾患、慢性肝炎
皮膚科:アトピー性皮膚炎、慢性湿疹、ケロイド、シミ、そばかす、しわ
成形外科:慢性関節リウマチ、変形性関節炎
婦人科:更年期障害、動悸・息切れ・不眠、生理不順、冷え性
耳鼻科:アレルギー性鼻炎、メニエール病、花粉症
泌尿器科:前立腺肥大、膀胱炎
精神神経科:うつ病、神経症、自律神経失調症、不眠症
その他:術後・病後の体力回復、気道感染抵抗力増強、老化防止

【治療方法】
・プラセンタ注射液 成人1日1回 2ml 皮下 1週間に数回
・痛み 針を刺すときに痛みがあります。
・麻酔について 麻酔はいたしません。

【費用】
初回1,500円(税込)
2回目以降1,000円(税込)
※自由診療のため保険適用外となります。

【副作用について】
プラセンタ療法の主な副作用として、注射部位の疼痛、過敏症(発疹・発熱・掻痒感など)、注射部位の硬結、頭痛、肝機能障害(AST,ALT 上昇など)が報告されています。また、ヒト組織由来のタンパク・アミノ酸などを含有する製剤であるためショックを起こすことがあります。
プラセンタの投与を受けてこのような症状が出た場合あるいは不安に思われた場合は、必ず担当医師にご相談下さい。

最後に
プラセンタ療法を含めヒト胎盤を原料として製造される医薬品の投与により、感染症が伝播したとの報告は現在まで国内・海外ともにありません。しかし変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)等の伝播のリ スクを完全には否定できません。このことから、プラセンタを使用した方は、日赤を通じた献血ができなくなります。*昭和 49 年の発売開始以来、ウイルス肝炎、エイズ、vCJDなどの感染症の報告はありません。

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